日の丸コンプレックス

東京7区のRSくんは30代後半。アメリカNYでのライヴ帰り、衆院選直前のmailは、日の丸コンプレックス(複合感情)に関するものだった。
「アメリカ人の超リベラルな友達が言ってて印象的だった話を1つ。ぼくがアメリカ国旗があちらこちらにあるのって気持ち悪くないの?って聞いたときに『いや、自由と生活守られているっていう実感があるからね』と肯定的に答えていました」

RIO五輪閉会式、攻殻機動隊の続編『イノセンス』の川井憲次の音楽のような、ブルガリアンヴォイス(4声アレンジ)の「君が代」(三宅純)に乗せた日の丸パフォーマンスには、「鳥肌が立った」というネットの反応もあれば、安倍晋三のMA/RIO演出とともにグロテスクという反応もあった。続きを読む →

東京21区、無党派の友人KMへのmail

埼玉8区のknackです(笑)。

この前は『空飛ぶ音楽祭』(空フェス/9月23・24日所沢)に一緒に行けずに残念でした。
梅津和時と早川岳晴は所沢住人。
PANTA(頭脳警察)は所沢の生まれ。
緊急入院で出演できなかった小坂忠は
所沢の教会の牧師(快復を祈る)。
1970年代には入間(稲荷山公園)の
アメリカ村(米軍住宅跡地)を
細野晴臣たちが拠点にしていて、
鈴木茂も出入りしていた。続きを読む →

京都2区、無党派の友人YSへのmail

京都2区は前原誠司(無所属)が落ちることはまずないと思うから、地坂拓晃(共産)を推薦するね。
自民の繁本護は以下の理由で駄目駄目駄目駄目駄目駄目。
衆院選は安倍晋三がかなり勝つと思うけど、
投票しない人も含めれば、支持するのは消極的支持も含め
いいとこ全国民の30%台だと思う。
重要なのは、
安倍自民の支持が50%を絶対に超えないことです。
安倍晋三は「うまいこといっている」自分たちを守る、
現在の階層構造(この日本)を強くしようとしている。
保守的(日本会議)であると同時に、
経済では世界勝負(グローバリズム)。続きを読む →

サブカルの抵抗 3 日本会議vsサマータイム・ブルース

1983年生まれの今井絵理子は、2017年6月23日、都議会議員選挙にあたって次のようにツイートし炎上した。
《「批判なき選挙、批判なき政治」を目指して、子どもたちに堂々と胸を張って見せられるような選挙応援をします^^》

古・安倍から新・安倍(小池百合子)へ。今井絵理子は、図らずも、古・安倍から新・安倍が出てくるようなマトリョーシカ選挙を予言してしまった。安倍晋三と小池百合子のあいだに違いなどなく、批判なき選挙から、批判なき政治が生まれてくるだろう。続きを読む →

サブカルの抵抗 2 偉大な男vsジャームッシュ

ジム・ジャームッシュの新作『パターソン』が公開された。『パターソン』で繰り返し画面に映る青いマッチには、“爆弾”が仕掛けられている。魂から魂へ伝染していく爆弾が。そのことを“見る”には、まず2009年の監督作、青と赤のマッチに仕込まれたミッションによって“偉大な男”を殺める『リミッツ・オブ・コントロール』の画面を見直さなければならない。

2013年9月、ブエノスアイレスのIOC総会、「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、アンダー“コントロール”されている」と、東京五輪招致の演説をぶつ“偉大な男”がいた。続きを読む →

サブカルの抵抗 1 ルードなgaimgraphics

「うまくいってるのか? なんか問題はないのか?」
「いろいろ問題っすよ」
「なんだよ」
「いや、別にwww」
「あるんじゃねえかよ」
「問題、あるっすかね?」
「聞くんじゃないよ! まさか禁煙していないよな」
「wwwwwww」
「3人とも煙草やめたのかよ」
「やめてるといえばやめてるんですけど…」
「煙草いつも持ってないし」
「いまは禁煙です」
「3人ともかい。じゃ、ゴールデンバットだけど、コレ吸えよ」
「いいんすか」
3人、スパスパ吸いはじめる。
「やめたんじゃねーのー?」続きを読む →

『OHAMANA』を観ずして、(南北)朝鮮を語ってはならない。

在日3世である玄宇民の初監督作『OHAMANA』を2017年9月1日、渋谷ユーロライブで観た。アートフェスや美術館、ギャラリーで展示される“映像作品”ではなく、“映画”であることによって、掛け値なしの傑作である。古典的な映画の傑作が数多ある中で、今さら傑作はないだろうとは思うが、映像作品を傑作という言葉では誰も評価しないだろう。だから、反動的であることを恐れず、“映画”にとって古典的な賛辞を使って傑作と呼びたいのだ。

時あたかも、墨田区の都立横網町公園で行われた「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」当日、アメェリカン・ファーストならぬ都民ファーストを掲げる小池百合子が、恒例となっていた都知事の追悼文送付を拒否した9月1日(『OHAMANA』公開初日は前日の8月31日)と同じ日に、この映画を、さしたる意図もなくぶつけてきた『OHAMANA』のスタッフの“やばさ”に敬意を表すことなく、嫌韓モードにのっかる者たちは、それだけでフェイクなのだ。日本会議(つまり安倍晋三も菅義偉も)は言うに及ばず、長谷川幸洋もネトウヨも、どこかで上映され続けるに違いない『OHAMANA』を観なければならない。続きを読む →

“面従腹背”を“堂々”と座右の銘にして。

《人事権を握られたぐらいで何もできないなんて、その程度の志しかない人間が偉そうにモノを言うなと思う》(2017.6.12 http://ndjust.in/UqULEmI7hn)と岸博幸慶大大学院教授は産経ニュースで話しているが、志もなく、偉くもないぼくなら世迷い言も許されるだろう。物静かに語る前川喜平の口からこぼれた「座右の銘は面従腹背」に耳を疑うほど驚き、膝を打った者として。

確かに偉い岸博幸は、志高く、エラソーにモノを言ってるんだな。それはよくわかった!

生産者として(公務員として、政治家として)、完全に面従腹背でない人など、誰一人としていない。あるものを作っていて、その製品に納得がいかない、意見は述べたが作ることになった。業務命令には従うが、腹では面白くないと思っている。そんなことは、日々ありふれたことだ。それでも、生産者であるぼくらは、どうすれば良い商品になるかを考えるし、コスパを上げるためには、ルーチン(習慣化)の確立を目指す。続きを読む →